2013年3月6日水曜日
「中国と日本の天賦の差」:日本の驚異的成長、その根拠は“社会的動員力”
●5日、日本人が世界的に台頭したのは、ここわずか100年あまりのことだ。その最大の要因は、「日本人には他の民族にはない動員力があることだ」と中国で指摘されている。資料写真。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月6日 8時34分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70009&type=0
<レコチャ広場>強い日本と大きな中国、その天賦の差が示す未来とは―中国
2013年3月3日、
「中国と日本の天賦の差」
と題した記事が中国のブログサイトに掲載された。
日中両国の巨大な差異から、その未来を予想している。以下はその内容。
人にはもともと備わっている天賦というものがある。
国にも天賦がある。
土地や人口などがそれだ。
こうした天賦というものが、1つの国の歴史上の地位や影響を最終的に決定するのだ。
人口も少なく国土も小さい国が栄えたこともあったが、いずれも短命だ。
ポルトガルやオランダ、スペインなどの国も、栄華を極めて世界に影響を与える大国と呼ばれた時期があった。
しかし、あっという間に中小国家に戻ったのは、それらの国の天賦が足りなかったからだ。
英国も輝かしい時代が数百年続いたが、20世紀に入るとその影響力は影をひそめ、米国にもロシアにも負けてしまったが、それも天賦のせいだ。
日本と中国の天賦の差は巨大だ。
長い歴史のなかで日本はずっと中国より遅れていた。
しかし、日本は中国より先に近代化し、工業化の道を進んだ。
圧倒的な強さと優位で中国を侵略したこともある。
これが日本にとって唯一のチャンスだった。
中国が工業化を実現すると、日本のチャンスは2度となくなってしまった。
中国が急速な発展を見せる以前に、ある人が言った。
「日本と中国が欧米を脅かすことはできない。
なぜなら日本は強いが小国であるし、中国は大国だが弱いからだ」
と。
「日本が中国のように大きな国だったら、あるいは中国が日本のように強ければ、話は別だ」
とも。
中国が日本のように強くなるのは可能だが、
日本の国土が中国のように大きくなることはない。
これこそ、天賦の差だ。
しかし、
日本の強さは今後も中等国家としての地位を維持できる
ことを保証している。
国民の優秀さと国家の強さにはあまり関係がない。
たとえば、優秀だといわれているユダヤ人の国家イスラエルも、米国やロシア、中国のような影響力を発揮できない。
それはやはり、同国の天賦が足りないせいなのだ。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年3月6日 14時41分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70027&type=0
ここ100年の日本の驚異的成長、その根拠は“社会的動員力”にあり―中国人著述家
2013年3月5日、日本人が世界的に台頭したのは、ここわずか100年あまりのことだが、その最大の要因は、
「日本人には他の民族にはない動員力があることだ」
と中国で指摘されている。
これは、中国の出版社から出版された書籍「日本人憑什麼」(日本台頭の根拠とは何か)の著者・周興旺(ジョウ・シンワン)氏によるもの。
1868年の明治維新からわずか30年で、中国を中心とした東アジアの構図を書き換えた日本。
その後、1895年から1945年にわたる50年間のうち、およそ40年間は戦争状態にあった。
そこで中国を侵略の対象としただけでなく、帝政ロシアや英国・仏国・米国と渡りあった。
最終的に敗北することにはなるが、経済面となると、日本は明治維新後のわずか50年で世界5強の一角となっている。
第二次大戦後は重工業で栄え、アジア最大の経済大国となり、1983年にはGNPが米国を超え、米国国債の40%を保有する世界最大の債権国となった。
軍事にしても経済にしても、日本が目を見張るような台頭を実現したのは
日本の国民に他の民族にはない社会的動員力があることが最大の要因
だと指摘されている。
さらに、1950年から1990年の40年間にGNPが152倍にまで成長したのは、
第二次大戦後、「経済を通じて国を再び興す」という一元化された全国民の意思があればこそだとし、
日本人のそうした求心力が何から生まれるのか、
なぜ一心不乱に規律に従えるのか、
そうした性質による利点と弊害はどのようなものか、
中国人は熟考し見極める必要がある
と、周氏は指摘している。
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