2013年3月16日土曜日

「自分さえ良ければ」の中国人:世界最大の自滅民族となる




●12日、中国の経済学者で作家の何清漣氏は上海で発生したブタの死骸投棄事件を受け、「自分さえ良ければ」という事件が今後さらに深刻な形で発生すれば中国人は世界最大の自滅民族となると指摘した。写真は同事件のブタ無害化処理。


レコードチャイナ 配信日時:2013年3月16日 2時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70340&type=0

<レコチャ広場>
「自分さえ良ければ」の中国人、そのうち世界最大の自滅民族になる―中国

 2013年3月12日、中国の経済学者で作家の何清漣(ホー・チンリエン)氏は
 「『以隣為壑(自分の利益ばかりを考えて災いや困難を他人に押しつけること)』
 は中国人の生存法則となったのか?」
と題したブログ記事を発表した。以下はその内容。

 上海市を流れる黄浦江の上流に、ここ数日間で漂着した数千頭ものブタの死骸は、浙江省嘉興市で投棄されたものだといわれている。
 これでまた、
 「嫌なものは他人に押しつける」
という中国の愚劣なサバイバル方式が証明された。
 嘉興市新豊鎮竹林村では今年の1月から2月の間に1万8000頭あまりのブタが死亡し、その一部が流れ着いたことを示す数多くの証拠があるにもかかわらず、同村の党支部書記はこれを真っ向から否定し続けている。

 反省するかしないかはともかく、この事件は中国人の劣悪な国民性を示している。
 つまり「自分さえ良ければ、他人はどうなってもかまわない」という考えだ。

 危険な食品が生産されることに中国人は強い怒りを抱いているが、
 「私が他人を害し、他人が私を害する」という生産スタイルができ上がっている。
 中国の食の安全問題は、一見すると生産分野で発生する経済問題のようだが、実際は中国の政治腐敗やいびつな経済倫理、環境汚染の産物なのだ。

 各国の入国管理局のデータによると、2011年だけで実に1万人近くの中国人が海外に移住している。
 その主な理由として
 「子供の健康的な成長のため」と
 「とにかく健康のため」
の2つが挙げられている。
 メラミン汚染粉ミルクに始まり、大学卒業後もコネが必要な教育業界など、中国の社会環境は子供の健康的な成長にふさわしくない。
 また、空気や水、土地の汚染は深刻で、食品ですら安全ではない。
 人間の基本的な生存要素がすべて破壊されているのだ。

 中国政府は「人民にとっての良い政府」を掲げているが、
 十数億もの人民はこうした欺瞞(ぎまん)のなかで生きていけるのだろうか?
 もし政府トップがこの事件を曖昧なままで終わらせるならば、こうした「自分さえ良ければ」という事件が今後さらに深刻な形で発生するだろう。
 そして中国人は世界最大の自滅民族となるのだ。